事業者の取り組み紹介

全日本空輸株式会社

ティエフケーは、日本国内初の機内食会社として、成田空港および羽田空港において国内外30数社の航空会社に機内食を提供しています。

また、この機内食で培った食のノウハウを活かし、成田空港内の「成田エアポートレストハウス」の経営の他、ターミナルビルにおけるレストラン運営も行っています。    

ボーイング787型機
1.客室毛布のリユース~NPO法人への寄付事業をスタート~

ティエフケーでは、資源の有効利用のため、2011年2月より成田エアポートレストハウスで処分される使用済み毛布を、NPO法人に寄付するという取り組みを行っています。

客室で使われている毛布は、クリーニングして繰り返し使用していますが、「高品質なお客様サービスという観点からは処分せざるを得ない毛布でも、まだ十分使用することができ、焼却するのはもったいない、何か活用方法はないか」という客室担当スタッフのアイディアがきっかけで、この取り組みがスタートしました。

ティエフケーがNPO法人「日本ファイバーリサイクル連帯協議会(JFSA)」に寄付した毛布は、パキスタンに送られ、現地で販売されます。その収益は2500人の子どもたちが通うスラムの学校の運営費(鉛筆や教科書、先生の給料など)になり、子どもたちの学ぶ機会を支えることになります。発案者の門馬さんは、「焼却するしかなかった毛布が、子供たちのために使われるだけでなく、資源の有効利用という点からも環境に貢献できて良かった」と話し、ティエフケーでは、今後もこの取り組みを継続することとしています。    

ボーイング787型機 ボーイング787型機
2/9にコンテナに積み込まれました
2.省エネ照明の導入

成田エアポートレストハウスでは、省エネ対策として、館内の照明を白熱電球から電球型蛍光灯に取り替える作業を進めています。5ヵ年計画ですべての白熱電球を電球型蛍光灯に切り替えることとしており、現在約20%程度が終了しています。
客室における電気使用量は非常に大きいことから、かなりの省エネ効果が期待できます。    

省エネ照明の導入
3.「エコちばコイン」への参加

成田エアポートレストハウスでは、2005年4月より、省資源と自然の保全・再生を推進するために、ちば環境再生基金とホテル・旅館が協働で進める環境対策事業である「エコちばコイン」に参加しています。

エコちばコインは、宿泊されるお客様がホテルに備え付けの歯ブラシ等のアメニティグッズを1つも利用しない場合に、ホテルからちば環境再生基金に寄付が行われる事業です。
趣旨に賛同いただいたお客様には各室に置かれたエコちばコインをチェックアウト時にフロントの回収ボックスへ投じていただき、コイン1枚につき定額がホテルからちば環境再生基金へ寄付されるもので、ティエフケーでは、この活動により社会貢献とアメニティグッズの有効利用によるコスト及びゴミの削減を図っています。

この度、ちば環境再生推進委員会会長である森田千葉県知事より、千葉県の参加ホテルにおいて寄付金が2番目に多かったとして感謝状をいただきました。
また、この活動は、日本人のお客様だけでなく海外のお客様からも大きな関心を持たれていて、アンケート等でも『とても良い活動ですね』との声を数多くいただいており、ティエフケーでは、今後もこの活動を継続することとしています。

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