成田空港エコフェスタ2014

エコ・エアポート推進協議会では、空港関連事業者への環境施策の紹介や取り組みの推進を目的として、成田空港エコフェスタを開催しています。6月11日に開催された今年度のエコフェスタでは、ボーイング・ジャパンより小林美和様をお招きして、「Aviation & Environment ~航空機メーカーが取り組む環境対策~」というテーマで講演していただきました。講演会終了後、事前申し込みをされた方を対象に「環境対策施設見学会」を実施しました。また、NAA本社ビルの食堂では、成田空港の騒音対策用地で栽培したひまわりの種から搾油した、ひまわり油を使用したランチメニューを提供しました。

 

◯講演会実施概要◯

【実施日】 2014年6月11日(水)13:30~15:00

【会   場】 成田国際空港株式会社本社ビル1階 S会議室 

【講演内容】

 ボーイング・ジャパンの小林美和様より、最新鋭機であるB787型機の開発のお話を交えながら、航空機メーカーの視点からの環境対策についてご講演いただきました。
B787型機を開発する際、顧客である航空会社に「どのような航空機を求めているのか」という質問を投げかけたところ、「燃費」「客室内環境」「環境に優しい」といった要素が挙げられ、この意見を元に開発を行ったといった開発秘話などを教えていただきました。また、アメリカのボーイング社の社員が実際に直面した課題や苦労話をまとめた開発ドキュメンタリーなど貴重な映像もご紹介いただきました。

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◯見学会実施概要◯

【実施日】 2014年6月11日(水)15:00~16:30

【会   場】 成田国際空港内 防音堤およびノイズリダクションハンガー

【見学内容】

・防音提

 B滑走路東側の防音堤の最上部にて、施設を管理しているNAA社員より防音堤の詳細について説明を行いました。生憎の雨だったため、防音堤内部を探索していただくことは出来ませんできたが、普段入ることができない施設の見学ということもあり、参加者の皆さまには大変興味をもって説明を聞いていただきました。

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・ノイズリダクションハンガー(NRH)見学

 航空機のエンジン試運転を行う施設として設置したノイズリダクションハンガーは、世界の空港の中でも大変珍しい格納庫型の消音施設です。参加者の皆さまには、ハンガー内を自由に歩いていただき、特殊な消音設備の内部を見学しました。