安全への取り組み ~世界トップレベルの安全・安心・信頼の空港を目指して~
経営ビジョン第1項「安全を徹底して追求し、信頼される空港を目指します」
NAAは空港の安全を確保するため、経営ビジョンの第1項に「安全を徹底して追求し、信頼される空港を目指す」ことを掲げ、このビジョンを実現するため、全社横断的に安全に関する問題や課題の解決に向けた諸対策の策定や安全推進活動に取り組んでいます。
安全推進委員会
全社横断的な安全施策を討議し、方針を策定していく場として2004年4月に「安全推進委員会」が設置されました。委員会には、社長をはじめ全役員が出席し年4回開催されており、委員長は社長が務めています。
安全方針
- 安全確保は空港運営の基盤であり、一人ひとりが安全の最優先を業務の基本として位置付け、全役員、全社員がそれぞれの役割と責任を認識して安全を追求する。
- 成田国際空港に関係する行政機関及び空港関係事業者との連携並びに相互協力の関係を確立するとともに、グループ企業を含めた安全推進活動を行う。
- 安全の最優先の精神を定着させるため、安全に関する講話、安全研修等を通じて、全役員、全社員の安全意識の自覚を高め、安全優先の企業文化の定着と醸成を図る。
- 安全報告を奨励し、安全情報の公開と共有化を進めるとともに、常に問題意識を持ち、かつ適確な安全点検を行うことにより安全管理体制の強化充実を図る。
- 関係法令、規則及び基準類を一人ひとりが理解、遵守し安全を確保する。
成田国際空港安全推進協議会
成田空港の安全について、関係者が一体となり安全推進活動を実施するため、2005年4月に「成田国際空港安全推進協議会」(以下「協議会」という)を発足しました。 協議会は、官公署、航空会社、鉄道事業者、ライフライン関係事業者などの成田空港に関連する機関・組織の代表で構成されています。
さらに安全推進策の具体的な方策などの検討を行うため、協議会には「空港分科会」、「空港運用分科会」および「ライフライン分科会」を設置し、安全推進に係るメンバー共通の身近な問題から取り組むこととしています。
NAAグループ安全会議
NAAでは、NAAグループが一体となり安全推進活動を実施するため、2005年4月「NAAグループ安全会議」を発足し、グループ全体で安全の推進を図っています。
NAAグループ安全会議は、文字どおりNAAのグループ会社で構成されており、この下部組織としてメンテナンス系会社で組織する「第1分科会」と非メンテナンス系会社で組織する「第2分科会」を設置しています。これら分科会では、NAAグループの一層の安全推進を図るため、安全に係る情報交換、施設の保守・保全に係る安全品質の向上に係る事項など、安全推進策の具体的な検討が行われています。