成田空港と環境のおはなし
飛行コース編
COURSE3 気象条件に応じた飛行コース
成田空港では、航空機が安全に離着陸を行うために、絶えず変化する気象条件に応じて離着陸方向を決めています。
絶えず変化する気象条件
飛行コースに最も大きな影響を及ぼすもの、それは気象条件です。航空機は風上に向かって離着陸を行います。成田周辺では、冬は北風、夏は南風が吹く傾向がありますが、一定しているわけではなく、急に風向きが変わることも少なくありません。このように絶えず変化する気象条件をつねに把握して、安全な離着陸方向を決めています。
飛行コースからやむを得ずはずれて飛行する場合があります
強風や雷雲などを回避したり、航空機同士の安全な間隔を保つ必要があったりする時には、航空機の安全を考えて、標準的な飛行コースからやむを得ずはずれて飛行することがあります。
なお、飛行コースからはずれた場合でも、航空機は安全に飛行を続けられるようになっています。