先輩社員の声 技術系

建築系空港計画部
施設計画グループ

吉村 祐亮

2003年度入社

吉村 祐亮の写真

PROFILE

山登りや川下りをこよなく愛する。新婚旅行はアフリカ最高峰キリマンジャロ登頂、スイスの山岳地帯を200km走り抜けるレースも完走した。

現在の仕事について教えてください。

私が所属する施設計画グループは、空港の施設整備に関する基本方針や長期的な整備計画の策定、またそのための対外協議や調査を行う部署です。空港内の多種多様な建物を、いつ、どこに、どの程度、いくらで、どのように配置するかを検討しています。私は建築担当として、主に旅客ターミナルや貨物上屋を担当しています。
空港は都市機能の一つでありながら、都市そのものに匹敵するスケールと多様な要素を持っています。一方でライフサイクルは一般的な都市と比べて非常に短い。これは、海外空港の動向や航空会社の経営戦略、社会情勢の変化など、空港を取り巻く環境がめまぐるしく変化するためです。こうした変化にも気を配りながら、常に柔軟に将来計画を検討しています。

入社前と入社後で感じた「ギャップ」を教えてください。

技術職として求められる領域の「深さ」と「広さ」に驚きました。空港×建築に特化したという意味では、我々は世界有数のトップランナーです。その能力を期待されて海外空港のコンサルティング事業にも参画しています。若いころは覚えることの多さに苦労しました。
一方、私が現在所属している空港計画部のように、高度な専門性に加えて、より幅広い領域を見渡す力を求められる部署もあります。私自身の話では、人事制度を利用して国内MBAを取得するなど、常に専門分野以外のことにもアンテナを向けています。NAAの技術職が活躍できるフィールドは本当に深くて広いので、ジョブローテーションを通じて自分の適性にあったキャリア形成のできる会社だと思います。

仕事でのエピソードを教えてください。

整備部で工事担当をしていたときのことですが、第3ターミナルのオープンを迎えた日の感動は忘れられません。旅客ターミナルは空港施設の中でも、社内外を問わず多くの人や組織に関わる施設です。直前までギリギリの調整が続き、時には立場の違いから激しく意見がぶつかることもありましたが、迎えたオープン当日、お客様がまっさらなターミナルを嬉しそうに利用される姿を見たとき、その場にいたみんなが立場を越えて一つになったと感じられました。一番機を見送った後、このプロジェクトに関わったすべての人と、何より自分自身が誇らしく思えたことを今でも思い出します。

休日の過ごし方

仕事のことは完全に忘れて、とにかく外出するようにしています。体を動かすことが好きなので、旅行を兼ねて遠くのマラソン大会に参加したり、テントを担いで登山に行ったりしています。今でも学生時代の友人と遊ぶことが多いです。日曜の夜に帰ってきてから洗濯や片づけをするので、体力的に一番つらいのは休日明けの月曜の朝。でも、もちろん仕事には影響がないようにしています。

業務に関わる主な人

  • 経営計画部
  • 旅客ターミナル部
  • 整備部
  • 国土交通省
  • 航空会社
  • 各種コンサルタント
  • 設計事務所

1日のスケジュール

9:00
出社。メールチェック、1日のスケジュール確認
9:15
他部署との連絡会議。部門横断的なプロジェクトについて情報共有を行う
10:00
デスクワーク。資料のチェックなど
12:00
昼食
13:00
午後の打ち合わせ資料の確認
14:00
関係官庁および航空会社(本社)との打ち合わせのため都内へ移動
15:30
国土交通省 航空局との打ち合わせ
16:30
移動
17:00
航空会社(本社)との打ち合わせ

学生さんへのメッセージ

就職活動の時ほど自分自身と向き合った時期はなかったかも知れません。自分は何に夢中になれて、何が我慢できないのか、他人の目を気にして格好つける必要はありません。これがなかなか難しいのですが、みなさんがそうして選んでくれた会社がNAAであれば嬉しく思います。