飛行コースについて

1.標準飛行コースについて

標準飛行コースの一部変更について(お知らせ)

今後の増大する航空需要に対応するとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピックに適切に対応するため、2019年7月18日から成田国際空港の出発機及び到着機の標準飛行コースが一部変更となりました。

変更後の標準飛行コース

変更前の標準飛行コース

2.混雑防止にかかる飛行コースについて

2-1 混雑時における飛行コース及び飛行高度について

2011年3月27日から、現在、航空機の遅延の一因となっている離着陸前後の上空での混雑を防止するため、航空管制上必要な場合に限り、空港南側への離陸便の飛行コースおよび空港南側からの着陸便の飛行高度が変更されました。

【南風運用時】混雑時における空港南側への離陸便の飛行コース


PDFファイル【南風運用時】混雑時における
空港南側への離陸便の飛行コース(PDF:203KB)

内容

南風時に九十九里方面に離陸する航空機は、洋上まで直進上昇した後に左右に旋回することを基本としていますが、混雑などによって航空管制上必要な場合に限り、高度が6000 f t(フィート)(約1800m)に到達し、かつ、騒防法第1種区域の外側(※)に達した後に左右に旋回します。

※騒防法第1種区域の外側とは、滑走路の南端から
  • A滑走路は、約13km(山武市松尾町猿尾地区付近)
  • B滑走路は、約10km(多古町牛尾地区および芝山町殿部田地区付近)

【北風運用時】混雑時における空港南側からの着陸便の飛行高度


PDFファイル【北風運用時】混雑時における
空港南側からの着陸便の飛行高度(PDF:179KB)

内容

北風時に鹿島灘方面から飛来し、空港南側から着陸する航空機は、原則として、千葉県上空を6000フィート(約1800m)の飛行高度を維持して飛行していますが、混雑などによって航空管制上必要な場合に限り、鹿島灘から陸域に入った時点で徐々に降下を開始し、陸域を抜けるまでに飛行高度を5000フィートから4000フィート(約1500~1200m)に下げます。

なお、飛行コースに幅を持たせた面的運用をしておりますので、飛行コースの変更はありません。

2-2 混雑防止策導入前後の騒音測定結果について

(写真)測定風景・マイクロホン

混雑防止にかかる飛行コースおよび飛行高度の変更の導入時に航空機騒音の影響を把握するため、航空機騒音測定を実施しました。

測定期間は、混雑防止策が導入される前の2011年3月8日(火)~16日(水)(11日・12日は東日本大震災により中止)と、導入後の3月29日(火)~4月4日(月)のそれぞれ1週間ずつ、測定地点は、南側離陸による影響が予測される6地点(山武市・横芝光町・匝瑳市)と南側着陸による影響が予想される4地点(旭市・東庄町・銚子市)の合計10地点を関係市町との協議により選定しました。

測定の結果、各地点で若干の騒音値の増減はあるものの日々の変動幅に収まるものであり、混雑防止策の導入に伴う新たな航空機騒音の影響は、小さいものと考えられます。

測定結果
  地点番号
(※1)
測定地点名称 平均騒音レベル(dB) WECPNL(※2)
実施前
(A)
実施後
(B)

(B)-(A)
実施前
(C)
実施後
(D)

(D)-(C)
山武市 地点(1) さんぶの森中央会館 60.4 59.6 -0.8 48.0 43.2 -4.8
地点(2) 山武市役所 58.3 57.7 -0.6 45.7 44.4 -1.3
横芝光町 地点(3) 小川台区民館 55.7 54.8 -0.9 52.9 52.3 -0.6
地点(4) 入区民館 58.2 56.6 -1.6 54.9 53.8 -1.1
匝瑳市 地点(5) 八匝水道企業団 54.5 54.6 +0.1 41.0 42.5 +1.5
地点(6) 匝瑳市立須賀小学校 56.1 54.2 -1.9 40.5 40.0 -0.5
旭市 地点(7) 旭市役所第2庁舎 61.8 58.5 -3.3 49.0 47.6 -1.4
地点(8) 旭市役所飯岡支所 60.4 61.0 +0.6 47.4 45.9 -1.5
東庄町 地点(9) 東庄町保健福祉総合センター 57.6 57.9 +0.3 48.2 47.9 -0.3
銚子市 地点(10) 銚子市衛生センター 56.9 58.9 +2.0 43.5 43.7 +0.2

※1 測定地点の位置は下記をご参照下さい。

※2 加重等価平均感覚騒音レベル(Weighted Equivalent Continuous Perceived Noise Level)のことで、国際民間航空機関(ICAO)が1971年に提唱した航空機騒音の評価指標です。最大騒音レベルのパワー平均値に、時間帯別(早朝、昼、夕方、夜間)の機数による補正を加えて算出されます。

3.同時離着陸方式実施時の飛行方式について

同時離陸のイメージ(北風時の例)

成田空港では出発機が連続する場合、A滑走路とB滑走路に安全な間隔が確保できるまでの間、一方の出発機を地上で待機させるという、制限的な運用を行ってきました。2011年10月20日、上空での飛行コース、また到着・出発時の飛行コース逸脱を常時監視する管制官を配置したことにより安全性が確保されたことから、A・B両滑走路から同時に離着陸することができる同時離着陸方式が導入されました。

これにより、空港施設面の整備と合わせて、1時間当たりの発着能力が大きく向上しました。

4.飛行コースに関してよくある質問Q&A

Q.通常の飛行コースを外れて飛行している航空機を見ることがまれにありますが、なぜ飛行コースを外れるのでしょうか?
A.航空機は、原則として標準飛行コースを飛行することとなっていますが、航空機の増加に伴う安全確保のために飛行コースに幅を持たせた面的な運用時、悪天候時及び航空機の安全間隔の設定時に、標準飛行コース以外の空域も飛行することがあります。なお、NAAは、利根川から九十九里海岸の間の離陸・着陸にかかる飛行コースの監視を行っており、合理的な理由がなく飛行コースを外れた航空機は、その便名を公表するとともに必要に応じ国土交通省から指導・監督が行われます。
Q.成田空港に離着陸する航空機の飛行コースを確認することは出来ますか?
A.NAAは、飛行コースの情報公開の拡充を図るため、同時離着陸方式の導入後、情報公開範囲を拡張し(成田空港の東40km,西25km,北45km,南40km、高度:出発機10000ft未満、到着機8000ft未満)、北地域相談センター、空港情報センター、NAAビル情報コーナー、茨城地域相談センターにて情報公開を行っております。また、2015年9月から、インターネットによる情報公開も開始しております。

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