地域と共生する空港づくり大綱
【参考】エコ・エアポート基本構想
「成田空港問題円卓会議」の結論の一環として設置された「地球的課題の実験村」構想具体化検討委員会が1998年5月1日に発表した報告書「若い世代へ-農の世界から地球の未来を考える」では、現代社会が突き当たった地球環境問題や資源エネルギーの枯渇などの問題を解決するため、人間と自然環境の関わりを踏まえ、循環を基礎として自らを律していくという考え方(実験村の理念=「農的価値」)を大事にする必要があるとの認識が示されました。
NAAは、この考え方を真摯に受け止めると同時に、空港が周辺地域の自然環境や農業にさまざまな影響を与えてきたことを思い、環境への負荷やエネルギー消費をできる限り小さくした循環型の空港づくりを目指すこととし、地球的視野に立った循環型の空港づくりと周辺地域の農業の再生への協力を2つの柱とする「エコ・エアポート基本構想」を98年5月27日に発表しました。