成田空港と環境のおはなし

大気質編

ATMOSPHERIC3 さまざまな角度から調べる

空港が原因で空気が汚れているのか、どんな影響があるのか、それを調べることがすべての出発点です。

6地点で24時間測定

航空機の運航や空港自体が周辺の空気に及ぼしている影響を調べるため、空港内外の6地点に大気質測定局を設置して、年間を通じ24時間体制で測定をしています。

環境基準を満たしているか

環境基準というのは、人の健康と生活環境を守るために、維持していくことが望ましい基準として国が定めたものです。空港周辺では光化学オキシダント、浮遊粒子状物質など5項目について、基準を満たしているか調べています。

全般的に良好

空港周辺の大気質は環境基準をほぼ満たしていて、千葉県全体と同じで全般的に良好という測定結果が出ています。

しかし、経済の発展や自動車の増加などによって大気質への影響は免れませんから、注意深く見守っていく必要があります。

大気測定局
主な測定場所とその影響
光化学オキシダント(Ox)
天気が良い日に発生しやすく、濃度が高くなると目や喉を強く刺激することがあります。
二酸化窒素(NO2)
自動車や工場からの排ガスに含まれる物質で、眼への刺激や呼吸器系に対して影響を与えます。
一酸化炭素(CO)
工場などからの排ガスに含まれる物質で、吸引すると頭痛やめまいを引き起こします。
二酸化硫黄(SO2)
石油などに含まれる硫黄分の燃焼に伴い発生する物質で、ぜん息を引き起こすほか、酸性雨の原因となります。
浮遊粒子状物質(SPM)
大気中に浮遊している0.01mm以下の粒子状物質で、大量に吸引すると肺や気管支に付着して人体に影響を与えます。

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