先輩社員の声 事務系

事務経営計画部
戦略企画室

国保 潮

2002年度入社

国保 潮の写真

PROFILE

成田市出身で、学生時代は空港でのアルバイトも経験。目標は成田国際空港が「地域とともに持続可能に発展し、世界に独自のサービスを発信する空港となる」ことに貢献すること。

現在の仕事について教えてください。

戦略企画室の主な業務は、成田国際空港の競争力強化に繋がる取り組みを企画・検討し、実施に向けた道筋を整えることです。昨年は、開港41年目にして初めて実現した夜間飛行制限の変更(2019年冬ダイヤからのA滑走路の発着時間の延長)や、NAAグループ中長期経営構想の策定などを担当しました。今年は最大の課題である空港アクセスの改善に向けたプロジェクトが始まります。施策の検討に向けては、新たな技術や世の中の動向に高くアンテナを張ってヒントを探し、実施に向けては航空会社などの外部関係者や社内各部室と調整を繰り返して空港運用との整合を図ります。困難も多い業務ですが、課題を解決して一歩ずつ前進し、実現した際の達成感は得難いものです。

入社前と入社後で感じた「ギャップ」を教えてください。

入社前は知らなかったことですが、空港運営はNAAだけではできず、航空局やCIQ、航空会社、ハンドリング会社、テナントなど多くの関係者の協力や地域の理解の元で成り立っています。方針を決定する際は関係者の状況を出来る限り考慮することが不可欠。幸いNAAでは、ジョブローテーションにより多くの現場部署を経験できます。私自身も、さまざまな部署で関係者への理解を深めた経験が、今の業務でとても役に立っています。
最近の変化では働き方改革が挙げられます。残業の削減・休暇取得の推進に加えて、一部の部署ではフリーアドレスや快適な打合せスペースも採り入れたので、他部署での打ち合わせが良い気分転換になる時もあります。

仕事でのエピソードを教えてください。

第3ターミナルの供用開始時に、社員の発案で、役員・社員が交替でターミナルに出て旅客案内を行いました。NAAの業務はいわゆるBtoB(企業対企業)が主であり、直接お客様と触れ合う機会はあまり多くありません。はじめは慣れない案内でしたが、途中からは道に迷われているお客様に自ら声をかけてご案内をすることを心がけるようになりました。自分で案内をしてみるとお客様が施設のどこで迷われるのか把握でき、現場に立つことの重要性を改めて理解するとともに、直接感謝の言葉もいただき、空港で働く醍醐味を実感しました。

休日の過ごし方

1週間程度の休みを取得できる計画休暇という制度を利用し、海外旅行に出かけています。これまで訪れた国は30カ国を超えます。また走ることが好きなので、時間を見つけて走ることでもリフレッシュしています。社内の部活ではランニングクラブに所属しており、打ち上げのビールを楽しみに、他部署の先輩後輩たちと共に汗を流します。年に1回の遠征は、LCCの新規就航地で開かれるマラソン大会や駅伝大会に現地集合することが多いのですが、それぞれのタイミングで安価に集まれるのは、LCCが多く就航する成田国際空港勤務ならでは、かと思います。

業務に関わる主な人

  • 社内関係部室
  • 国土交通省
  • アクセス事業者
  • 航空会社本社
  • 航空会社アライアンス本部

1日のスケジュール

9:00
出社。メールチェック、1日のスケジュール確認
9:10
担当ラインでミーティングし、1週間の予定を確認
10:00
新サービス導入検討に向け、事業者と打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
導入検討中のサービスについて役員報告
15:00
経営戦略に関する役員会議を開催
16:30
資料作成

学生さんへのメッセージ

会社が時間と労力を割いて丁寧に自社のことを説明してくれる期間は就職活動中しかありません。のちのち思い出したときに前向きな時間だったと思えるよう、貴重な期間と真剣に向き合い、十分に活用して、今後の人生のためにやり切って下さい。どんなことでも、全力でやり切るからこそ見えてくるもの、残るものがあると思いますし、その経験が皆さんの発言や行動、相手への姿勢に反映され、ご自身の魅力となるのではないかと思います。