土木系

最大560tを支え続ける大地を守る。

巨大な航空機が離着陸を繰り返す滑走路の
“安全・安心”を365日維持する、土木系技術者たちの誇り。

乗用車300台分以上の
重さを支える、滑走路。

空港の滑走路にはどれだけの負荷がかかっているのか、想像したことはあるだろうか?航空機1台の重さは最大で約560t、これは一般的な乗用車の300台分以上にあたる。成田国際空港の滑走路は、それだけの重圧がかかる離着陸を、1日に600回以上も繰り返している。

日光や風雨にさらされながら、365日、一日も途切れることなく、これだけの負荷を受け続ける滑走路には、一般の道路とは比較にならない安全性が求められる。隆起やひび割れが生じれば、離発着時の安全性が妨げられかねない。万一、補修工事のために滑走路を閉鎖することになれば、その影響は計り知れないものがある。

もちろん、重い負荷にも耐えられるよう、舗装の厚みは一般道の2~3倍以上となっている。だが、NARITAの滑走路の安全性を本当の意味で支えているのは、ハード面の堅牢さを過信することなく、日々、強い使命感をもって業務にあたっている土木系技術者たちの不断の努力に他ならない。

広大な施設を保全・点検する
土木という職種の使命。

成田国際空港の滑走路は約40万m2に及び、誘導路を含めれば130万m2を超える。この広大な範囲を、グループ会社や協力会社との連携のもとに点検し、大きな損傷につながる異変や兆候を察知するのが、土木系技術者の使命の1つだ。異変が見つかれば、即座に最適な補修方法を選択し、工事の手配から実施までを完了させる。その判断と行動には、正確さとスピード感が求められる。

これから保全・点検の分野で土木技術者が取り組んでいく課題としては、「点検の高度化・効率化」や「老朽化する土木構造物の維持管理・更新」などが挙げられる。前者においては、舗装路面からは見えない内部に潜む損傷の兆候を、より確実に、よりスピーディーに発見できるよう、検査機器の導入など新たな点検手法を検討している。後者においては、滑走路をはじめとした土木構造物は、古いものでは建設から40年が経過している。これらの中長期的な維持管理・更新計画を策定することで、適切なタイミングでの補修・更新を実現していく。

更なる機能強化に向けて

今、成田国際空港では、空港機能の拡張に向けた様々な取り組みがあり、なかでも喫緊の課題となっているのが、滑走路の1時間当りの離着陸回数を増やす「時間値72回プロジェクト」である。高速離脱誘導路の再編、誘導路の新設や航空機が駐機するエプロンの増設を行っていくものである。また、すでに「LCCサテライト北側エプロン整備プロジェクト」をはじめ、複数のプロジェクトが動いている状況である。いずれも、土木系技術者が、リーダーシップを発揮し、進めていかなければならない。そのためにも、NAAに加わる君たちの発想力と行動力が必要である。

Job Rotation土木系のジョブローテーション

土木工事は空港施設にまつわる一連の工事の中で最も規模が大きく、真っ先に現場に着手する。それゆえ、土木系社員にはプロジェクト全体を取りまとめる「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」、そして関連する多様な部署の業務理解が求められる。こうした資質を早くから培うべく、土木系社員は約2~3年ごとの異動によって、「空港計画部」「整備部」「滑走路保全部」の各部署を経験し、幅広い知識や、人とのつながりを培っていくことになる。