先輩社員の声 技術系

土木系空港計画部
空港計画グループ

富士 昌彦

2008年度入社

富士 昌彦の写真

PROFILE

会社に行っては使いやすい空港とは何かを考え、家に帰っては子供とおもちゃで空港をつくる、空港漬けの毎日。

現在の仕事について教えてください。

私が所属する空港計画グループは、空港内の環境整備に関するプロジェクトの企画立案・管理を担当しています。その中で私が担当するのは、航空機が離着陸する滑走路や、移動・駐機に使用する誘導路・エプロン(駐機場)などの整備計画の検討や関係機関との調整です。新たな滑走路や航空機の発着に関する施設など、運航に関わる「空港土木施設」の整備計画から、旅客ターミナルや貨物施設などお客様の目に直に触れる「一般土木施設」の整備計画まで、幅広いプロジェクトに関わっています。各プロジェクトの特性や関連する法規制などを洩れなく把握できるよう、日々、勉強しながら業務にあたっています。

入社前と入社後で感じた「ギャップ」を教えてください。

入社する前は、働くということに、「上司の指示を聞き、与えられた仕事を9時から5時まで淡々とこなす」というイメージを持っていました。それが実際に働いてみると、入社1年目でも、自ら考えなくてはならない場面は数多く、上司の指示を仰ぐというより、進めようとしていることについて上司の理解をもらう、というケースがほとんどでした。もちろん、経験が浅いうちは、どうしたらいいかわからなくて進められないこともありましたが、そんな時は先輩方が「自分が考えていることを実現するためにどうすべきか、どういった課題があるのか」を教えてくれて乗り越えることができました。それで仕事に意欲も芽生え、働くとはつまらないものだというイメージはすぐになくなりました。

仕事でのエピソードを教えてください。

入社して最初に配属されたのが工事監督をする部署だったのですが、当時の先輩が、「図面を見たら、それをどうやって施工するのかイメージすることが大切」と教えてくれたのを今でも覚えています。その時は難しいなと思っていたのですが、その後さまざまな工事を担当し、現場に足を運ぶことで、少しずつ施工のイメージが浮かぶようになり、図面を見るのが楽しくなりました。今でもこの教えは業務に活きており、何か設備を計画する際は、必ず「どうやって作るのか」「どう使われるのか」をイメージしながら取り組むようにしています。

休日の過ごし方

家族との時間を大切にするようにしており、特に子供と遊ぶのを最優先にしています。一緒に遊んでくれるのも小さいうちだけだと思うので、晴れれば公園に行ったり、散歩をしたり。雨の日や帰宅後は、おもちゃの飛行機で遊ぶのが好きな子供のために、段ボールに絵を書いて滑走路や駐機場をつくり、積み木でターミナルビルを建てるなど、家でも空港づくりに勤しんでいます。
年に1回は、1週間程度の家族旅行もしています。海外や沖縄などの暖かいところで、予定もなるだけ決めず、時計を気にせずに一家でのんびりと過ごす時間は何より楽しいものです。

業務に関わる主な人

  • 整備部
  • 運用管理部
  • 地域共生部
  • 用地部
  • 旅客ターミナル部
  • 国土交通省
  • 千葉県
  • 成田空港周辺市町

1日のスケジュール

9:00
出社(メール・スケジュールの確認)
9:30
社内会議資料の作成
10:00
設計コンサルタントとの打ち合わせ。地上走行する航空機同士の間隔などの空港としての設計基準に配慮しながら整備計画を策定
11:00
協議資料の作成および社内調整
12:00
昼食
13:00
施設供用予定に関する社内打ち合わせ
14:00
外出(都内へ移動)
15:30
施設の供用予定や関連する法手続きについて国土交通省航空局と打ち合わせ
17:00
東京事務所で協議結果の報告・調整など

学生さんへのメッセージ

社会人として過ごす時間は人生のうちの多くを占めます。就職活動は、その最初の一歩を決める大きな選択をする時。それゆえに自分の選択に自信がなくなったり、自分が何をしたいのか悩んだりすることもあるかもしれません。しかし、その経験があるからこそ、最後に選んだ道を、自信を持って歩いて行けるのだと思います。未来のためのハードルだと信じて、乗り越えていってください。