現在は航空灯火工事の監督業務を行っています。成田空港では空港機能強化に向けてさまざまな大規模プロジェクトが進行していますが、その中でも私がメインで担当しているのは、1時間あたりに航空機が離着陸できる回数を増やす「時間値72回対応施設整備プロジェクト」です。新しく誘導路やエプロンを整備するので、そこに航空灯火を設置するのですが、実際に現場で工事を行うのは私たちではなく、工事を受注した施工業者の方々。NAAが定めた仕様通りに完成するよう適宜チェックし、予定された工期に収まるよう、工程などを管理することが私の仕事です。

会社説明会では先輩社員が質問に親身に答えてくれて、雰囲気の良い会社だなと感じていましたが、入社後もフランクに接することができる社員が多く、イメージ通りの会社で良かったと思っています。予想外だったのは、国際基準や航空法など、航空灯火に関する決まりごとの多さです。NAAの電気職の担当範囲には、大きく分けて、航空灯火と、ターミナルなどの受変電設備の二つがあります。私は大学時代に照明関係の研究室に所属していたため航空灯火の設置に携わることを希望したのですが、色や配列などがあまりに細かく決められていて驚きました。

成田空港では大規模工事が複数動いていますが、運用中の空港で行う工事は制約も多く、どれも一筋縄ではいきません。特に航空灯火工事については、航空機が走行する滑走路や誘導路上で行うことから、空港の運用が終了した夜間の、数時間しか実施できません。限られた作業時間の中で工事を完了させるため、関係各所と調整しながら進めていくのですが、その調整も必ずしもスムーズにはいきません。さまざまな困難を乗り越えて供用日を迎え、無事に一番機の着陸を見届けたときの達成感はとても大きなものです。

• 滑走路保全部
• 施設保全部
• 空港計画部
• 運用管理部
• 総合安全推進部
• グループ会社
• 施工業者
• 国土交通省
  

9:00

出社。メールチェック、スケジュール確認

9:30

施工管理と打ち合わせ。各工事の前日の作業報告と本日の作業予定確認

10:00

工事関係書類の確認

12:00

昼食

13:00

工事現場確認

15:00

工事打合せ

17:00

関係各所との調整資料作成等