先輩社員の声 技術系

建築系地域共生部
共生業務グループ

亀田 侑

2019年度入社

亀田 侑の写真

PROFILE

「空港建築のプロフェッショナル」を目指す建築職4年目。学生時代に広島や大阪での暮らしを経験したが、成田は故郷の富山と似ていて自然が多く住み良いと語る。

現在の仕事について教えてください。

私が所属する共生業務グループでは、空港周辺地域の住宅に防音工事を実施する際の助成事業を主に担当しています。建築職である私の役割は、助成事業の技術審査と積算審査です。技術審査は、地元の設計会社との現場調査や打ち合わせを重ね、工事内容を確認する仕事です。積算審査は、助成金額が適切かどうかを判断する業務で、建築物の図面と積算書類を照合します。工事完了後には、図面通りに工事が行われたかを住民の方や設計者、施工者と現場で確認する完成検査も実施します。
現時点で助成対象の住宅は約7,000件あるため、社内の関係部署はもちろん、地域の方々や社外の関係者との連携も欠かせません。信頼関係の構築を意識しながら日々の業務に取り組んでいます。

入社前と入社後で感じた「ギャップ」を教えてください。

NAAの建築職が活躍するフィールドの広さには驚かされました。大学では建築計画を専攻しており、就活段階では「ターミナルや大きい建物を造る仕事だろう」とイメージしていました。
実際は、入社1年目に「空港敷地内」の空港関連施設の改修や維持管理を担当する施設保全部の所属となり、2年目には「空港敷地外」を業務対象とする地域共生部に異動となりました。異動の際には「まさか空港の敷地外に出るとは」「一般の住宅や学校など公共施設も扱うの?」と驚いたことを今でも覚えています。様々な建築物を相手にするNAAの建築職なら、これからもきっと多様な経験ができると思っています。

仕事でのエピソードを教えてください。

施設保全部に所属していた頃に、ターミナル風除室のフィルムデザインを担当したことがあります。風除室は、ターミナルの出入口を二重扉にして設置する空間のことですが、ガラス張りのため、扉部分がどこにあるのかが分かりにくいという課題がありました。その解決策として、扉部分とその他の部分で異なる色のフィルムを貼ることにしたのです。
フィルムデザインにあたっては、色のコントラストを重視するとともに「空港らしさ」を出したいと考えました。そこで航空機を眺める子どもや再会を喜ぶ仲間、出国する人々の写真を実際に撮影し、デザインに反映しました。関係会社の方々や先輩と何度も現場に足を運び、試行錯誤することで実現した風除室のデザインは、今見ても感慨深いです。

休日の過ごし方

趣味の旅行やゴルフを楽しんでいます。半年に1回は旅行をするのがマイルール。最近では宮古島にシュノーケリングを、軽井沢にスノーボードをしに行きました。旅行先では、その地域でしか味わえない地元飯やお酒を満喫するのが楽しみの一つです。ゴルフは会社の同期と、千葉県や茨城県に行くことが多いです。負けず嫌いな性格なので、会社でゴルフコンペがあるときには、仕事終わりに打ちっぱなしに行き徹底的に追い込み練習をしています。

業務に関わる主な人

  • 調達部
  • 成田空港周辺市町
  • 設計会社
  • 施工会社
  • グループ会社

1日のスケジュール

8:10
出社 メールチェック、1日のスケジュール確認
8:30
朝刊を読み、地域共生関連記事を収集し部内に共有
9:00
チームミーティング 各々の1日の予定をチームで共有
9:30
現場調査
12:00
昼食 午後も現場の場合は、地域のおいしいご飯屋さんによく行きます
13:00
現場調査及び完成検査
15:30
本社ビルに戻り、完成検査の報告、メール確認
16:00
技術審査・積算審査
17:10
明日行うことの振り返り

※業務の都合上、勤務時間は8:30~17:10となります。

学生さんへのメッセージ

就活では「見通し」を持つことが大切です。大企業や有名企業が魅力的に感じることもあるでしょう。ただ、それらに「入ること」が目的になってしまうと、入社後に目標を見失ってしまいかねません。会社に入って実現したいことや将来の夢、つまり自分の「見通し」を明確にしておくと入社してからのモチベーションが大きく違ってきます。就活中は一喜一憂することも多いと思いますが、一息つく時間を取り、体調に気を付けて頑張ってください。